美容皮膚科は、しみ、しわ、たるみなどを、皮膚科専門の技術で解決し、「お肌を美しくする」ことを目標としています。
皮膚科専門医が、皮膚に関するトラブルを美容という観点からとらえて、お肌の悩みやトラブルを最先端の医療機器で最小限のリスクで改善していく、手術に頼らない新しい診療技術です。
ただ保険治療ではなく自費になります。
当院でのしみレーザー治療としては主にロングパルスアレキサンドライトレーザー(GentleMAX)とQスイッチ・アレキサンドライトレーザー(ALEXⅡ)の2種類のレーザーを使用します。GentleMAXは、比較的ダウンタイム(正常な状態に戻るまでの時間)の少ない治療です。顔全体を一度に治療することができ、当日から化粧もできるため日常生活に支障をきたすことが少ない治療です。一方で深いしみには効果を発揮しません。その場合ALEXⅡが適応となります。ALEXⅡの場合は、確実にかさぶたが出来る治療となりダウンタイムのある治療となります。人によっては組み合わせて治療する必要もありますし、レーザー治療を行わないほうがよいしみもあります。レーザー以外にも治療法もありますので、レーザー以外の方法が適している場合にはそれらの治療法も提案させていただきます。
主なしみの種類
老人性色素斑 |
紫外線を浴び続けることで顔や手の甲にできるしみで、一般的にしみといったときはこの老人性色素斑をさすことが多いです。老人性といっても20代から発生し、30代にははっきりしている人もいます。他のしみと区別することも重要ですが、ほくろの癌と区別しにくいこともあります。当院ではダーモスコピー検査など最新検査を行い、まず、最初に正確な診断をいたします。
治療例
脂漏性角化症 |
少し盛り上がったしみです。いわゆる「お年寄りのいぼ」です。老人性色素斑が盛り上がってきて脂漏性角化症になることもあります。これも、ほくろの癌と区別をしっかりする必要があります。
■ おすすめの治療 |
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そばかす |
雀卵斑とも呼ばれます。遺伝的な体質が関係あります。
治療はレーザーフェイシャルをお勧めします。
■ おすすめの治療 |
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治療例
炎症後色素沈着 |
にきび、かぶれ、虫刺され、やけど、ケガ・傷など、様々の皮膚疾患による炎症の跡です。外傷による炎症後色素沈着の場合には保険適応になることもあります。
まず、炎症を抑えることが優先です。紫外線により悪化します。
■ おすすめの治療 |
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肝斑(かんぱん)は、女性ホルモンのバランスやストレスなどの影響で発生するしみです。日本人の皮膚はこの肝斑ができやすく、特に30~40歳以上の女性たちに多く見られます。
かんぱんの特徴としては、両頬や額、下顎、上口唇(鼻の下)に左右対称性にあることです。かんぱんと間違えやすいしみもたくさんあり、またかんぱんは安易にレーザーで取ろうとすると悪化する可能性があることから、まずしっかり診断することが重要です。
かんぱんの治療はトランサミンとビタミンCの内服とハイドロキノン軟膏の外用が基本です。また、紫外線を浴びるとこも発症に関係しており、治療中に日焼け止めをしっかり行うことも重要です。さらに、高濃度ビタミンCイオン導入を組み合わせると効果的です。
くすみ |
くすみは肌の上の皮脂と細胞の脂分が酸化して黒くなった状態をいいます。くすみは角質肥厚、メラニンの沈着、血行不良、乾燥など、様々な原因が重なって形成されます。
当院でGentle LASEレーザーによるレーザーフェイシャルを顔全体に行うことによって、肌のくすみ、はり、しみと小じわの改善が認められます。ケミカルピーリングも効果的で、イオン導入を同時に行うことによってより高い効果が得られます。
しわ・たるみ |
真皮という皮膚の深い層にあるコラーゲンやエラスチンなどの構造が乱れ、皮膚の支えを失うことにより、しわやたるみが生じます。原因は加齢や紫外線です。
しわには主にたるみによるしわと表情によるしわがあります。シワの成因により治療の方法が異なってきます。
たるみによるしわの代表格は目の下のクマや法令線です。表情によるしわの代表格は目尻や額、眉間のしわです。
治療法としては、小じわ、たるみにはGentle YAGレーザーによるリフトアップレーザーが効果的です。
小じわには、ケミカルピーリングも効果があります。
しかし、これらの治療は大きなしわには効果がありません。額や眉間 、目尻などの表情ジワに効果的なのがボトックス注射です。
また、ほうれい線や目の下などのたるみジワの改善に効果的なのがヒアルロン酸です。
治療部位や程度により、最も適切な治療法が変わってきますので、まずはご相談ください。
■ おすすめの治療 |
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青あざ・きずの跡皮膚の深い部分にメラニンが存在するために外から見ると青く見えるあざが青あざです。青あざは深いところの病変のため以前は難治でしたが、近年は治療の発達により改善するケースが増えてきています。
日本人の太田正雄が世界で最初に報告した疾患で、出生時にはなかったあざが生後間もなくあるいは思春期に現れます。通常、顔の片側に生じますが、稀に両側性に生ずることもあります。また思春期に色が濃くなったり、新たに色素斑が生じることもあります。治療は保険適応主体で行います。
難しい名前の疾患ですが、中年以降になって現れたので年齢性のしみかそばかすと思っていたものが、実は両側性遅発性太田母斑様色素斑であったということもあります。思春期以降に両頬、額の左右両端を中心に、薄茶色や灰色っぽい斑状に出現し、徐々に濃くなってきます。
赤ちゃんのお尻の青いあざとしてよく知られる蒙古斑は小学校低学年までに自然に消失しますが、成人になっても残存する蒙古斑が3-4%存在します。お尻以外に現れた蒙古斑は残存する可能性が高いため異所性蒙古斑と呼ばれ、目立つ場合には治療の適応になります。治療は保険適応になります。
ケガなどの外傷により鉛筆の芯や砂などの異物が皮膚の深いところ(真皮内)に残存したままの状態です。傷が治ってしまうと自然に消退することはありません。治療は保険適応主体で行います。
にきび・にきび跡他の人からみれば軽いことかもしれませんが、にきびは1つでもできれば憂鬱ですし、長引いたりたくさんできれば深刻な問題です。ごとう皮フ科クリニックではにきびを軽い病気と考えず、様々な治療法を選択できるようにしました。 ニキビの治療は、一般皮膚科の「にきび」において紹介いたしましたが、まず保険診療でできる内服療法、外用療法、面ぽう圧出を行い、さらに適切な洗顔や化粧をすることです。それに加えて、最近のニキビ治療の進歩により、最新の保険外診療(自費診療)を組み合わせることができるようになりました。
思春期にきび、大人(アダルト)にきび、にきび跡(色素沈着に対する治療と、凸凹に対する治療)など、一人一人の症状に合わせて治療を行えるように、十分なカウンセリングを行い、治療していきます。 毛穴毛穴/毛穴開きの原因は大きく4つに分けることができます。 1. 角質のターンオーバー異常による毛穴開き 毛穴の開きの治療はそのタイプに応じた治療が必要になります。当院では毛穴の開きのタイプに応じて、様々なケアを用意いたしました。
治療を続けることにより、根本的な肌質が改善され毛穴が徐々に目立たなくなります(毛穴引き締め効果)。毛穴の目立たないキメ細やかな素肌を目指しましょう。 赤ら顔赤ら顔は毛細血管拡張症とも呼ばれ、通常は目に見えないレベルの血管である毛細血管が拡張してしまい皮下に透けて見えている状態です。 赤ら顔のタイプには大きく分けて2つあります。 当院では赤ら顔に対してジェントルヤグ(ロングパルスヤグレーザー)を導入して治療を行っています。その理由は痛みが少ない、内出血の可能性が低い、より深部まで作用する、という点が優れているからです。治療後のお化粧が直後から可能なに優しい治療です。また、下肢の毛細血管拡張症にも効果があります。
男性型脱毛「男性型脱毛症(AGA)」は、額の生え際から頭のてっぺんにかけての頭髪が細くなり、毛の数も少なくなるという、思春期以降の男性に特有の症状です。男性型脱毛症には、前頭部から脱毛が進行する「M型」と、頭頂部から脱毛が進行する「O型」があります。日本人男性の3人に1人は男性型脱毛症に悩まされていると言われており、早ければ20歳代から徐々に頭髪が薄くなります。男性型脱毛症の原因として男性ホルモンが関与し、男性ホルモンが5α-還元酵素という酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)という抜け毛の原因物質に変化することが分かってきました。 軽微な副作用の発現率は5.1%で、内容は性欲減退など生殖器系が2.5%、胃部不快などの消化器症状1.1%、臨床検査値異常0.7%、その他0.7%となっています。肝障害などの重篤な副作用は見られておりません。塗り薬として男性型脱毛症の治療に効果が確認されているものには、ミノキシジル含有の「リアップ(RiUP)」があります。この薬剤は市販薬(ダイレクトOTC)であるため、医師の処方箋が無くても直接薬局などで購入できます。長期内服になることが多いので、当院では半年~1年に1度の血液検査をお勧めしています。定期健診、人間ドックなどの結果を持参していただいてもよいです。 プロペシアRの治療期間と期待される効果 Copyright(C)2011 GOTO hifuka Clinic |