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COLUMN

コラム

シミやイボの裏に潜む「皮膚がん」って?

こんにちは。
ごとう皮フ科クリニック医師のたけちゃんです😊🍕
皮膚科専門医ですがその中でも皮膚がんを専門としています!
今回は、「皮膚がん」について知っていただきたいことを、分かりやすくお伝えします。

当院には、シミやイボの治療を希望される患者様がたくさんいらっしゃいます。
しかし、そういった皮膚の「できもの」の中には、皮膚がんが隠れていることもあり、注意が必要です。
我々がシミやイボ、ホクロの治療をする際には、まず皮膚がんじゃないかということを第一に鑑別していますので安心して治療を受けてくださいね。

🧴皮膚がんってどんな見た目?
皮膚にできる腫瘍(できもの)には、黒色・赤色などさまざまな色調や形があります。
中でも皮膚がんを疑うサインとしては、以下のような特徴があります

急に大きくなってきた

サイズが1cm以上ある

形が左右非対称でいびつ

色ムラがある

表面がただれていたり出血しやすい

皮膚がんは、見た目だけでの判断が難しいこともあります。

写真1:鼻に生じた基底細胞癌の症例。
茶褐色でほくろに似た所見を呈していた。
皮膚がんを疑う所見としては急速に増大している腫瘍であること、サイズが大きいこと、腫瘍の見た目が左右対称でいびつであることなどが挙げられます。

 

写真2:左内眼角部に生じた悪性黒色腫の症例。
濃淡差のある黒色斑が広がっている。

🔍 ダーモスコープでの診断
診察では、ダーモスコープという特殊な拡大鏡を使用して、皮膚表面の細かな構造を観察します。
これにより、肉眼では分からない特徴から診断のヒントを得ることができます✨


見た目やダーモスコープだけでは診断が難しい場合には、
「皮膚生検」といって一部を採取して詳しく調べる検査を行い、正確な診断をつけたうえで治療方針を決めていきます。

🏥 治療は「手術」が基本です
皮膚がんの治療は、早期発見・早期切除が最も重要です👆
当院には形成外科専門医が在籍しており、
皮膚科医と連携して、見た目にも配慮した手術を行っています。

主な手術方法
🔹 単純縫縮
腫瘍とその周囲の皮膚を紡錘形に切除し、傷を丁寧に縫い合わせる方法です。

🔹 局所皮弁(ひべん)
周囲の皮膚を移動させて欠損部を再建します。
皮膚を多く切除する場合や、見た目が気になる部位に適しています。

🔹 遊離植皮(しょくひ)
別の部位から皮膚を採取し、欠損部分に移植する方法です。
広範囲の再建が必要なときに選ばれます。

放っておくと、転移のリスクも…
皮膚がんは、放置することでリンパ節や内臓に転移することがあります。
だからこそ、「これ、気になるな…」と思った段階での受診がとても大切です。

鏡を見たときに「前より大きくなった」「形が変わった」など
ちょっとした変化でも、どうぞお気軽にご相談くださいね❗

👨‍⚕️最後に
皮膚がんは、早期に発見すればきちんと治療が可能です。
見た目が気になる「できもの」や「シミ」「イボ」の裏に実は皮膚がんが隠れているかもしれません。

不安なことがあれば、ぜひ私たちにご相談ください😊
専門医の視点から、しっかり診断と治療を行っていきます!
この記事の担当者
皮膚科医チーム
ごとう皮フ科クリニック
皮膚科医チーム

あま市のごとう皮フ科クリニックの皮膚科医チームが執筆しています。