今年もインフルエンザワクチン接種の時期になってきました。今年はインフルエンザがすでに流行っているので少しでも早く接種していただきたいですが、まだワクチンが届いていないためもう少しお待ちください。今年のインフルエンザ予防接種の予約は、2023年9月13日(水)より開始し、接種は10月2日(月)から開始いたします。今年も昨年同様、診療・お薬の受け取りなどで受診していただく際にインフルエンザの予約受付をさせていただきます。お電話での受付ができないため、ご不便をお掛け致しますが、ご家族が受診された場合はそのご家族分も同時に予約していただくことが可能です。今年は十分なワクチン量を入手できそうですので、密にならないよう受診時の予約受付にご協力のほどよろしくお願い申し上げます。成人(中学生以上)は1回の接種で3,500円(税込)、小児(小学生以下)は1回目2,500円(税込)、2回目2,000円(税込)です。例年同様、あま市の高齢者インフル、小児インフル助成、企業内助成の対象になります。受付方法についてご不明な点がある方は、お電話もしくは受付にて直接お尋ねください。
お盆も過ぎ、お子さんたちの夏休みも残りわずかになってきました。子どもの頃にそろそろ宿題ややり残したことに追われてきていたのを思い出します。夏休みになって子供さんのケガ、花火やバーベキューなどでのやけどが多くなっています。ケガの場合はなるべくシャワーで洗って、やけどした際は保冷剤などで冷やしながらガーゼなどで保護し、早めに受診していただくとキズが残りにくくなります。特に目立つ部位のケガややけどは注意が必要ですが、今はやけどやケガの跡を残しにくくする治療があります。でも残り少ない夏休みをケガなく過ごせるといいですね。最近、ニキビの新しい薬を処方できるようになりました。その新しい薬について来週講演会をする予定になっていますが、すべての人に有効なわけではありませんが、今までアトピーや肌荒れなどでニキビの悩みが解決できなかった場合にも有効な薬剤です。ニキビでお悩みの際は遠慮なくご相談ください。夏休み中は特に午前中が混雑してしまいご迷惑をおかけしております。皮膚でお悩みのすべての人のお役に立てるように職員一同勉強し努力してまいりますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
梅雨も終わり夏本番です。今年も暑い夏になりそうですが、熱中症に気を付けながら夏を楽しみましょう。
今回はエキシマライトという新しい治療のことをご紹介しようと思います。光線療法といって皮膚に有効な紫外線のみを取り出して照射する新しい医療機器です。皮膚の免疫を整えるので、免疫が関係する皮膚疾患であるアトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、結節性痒疹、円形脱毛症、尋常性白斑、菌状息肉症などに効果が期待できます。一番の特徴はピッと光を当てるだけなので痛みがなく副作用もまれに日焼けするくらいでほとんどないことで、小さなお子さんでも治療できます。疾患により効果が出るまでの期間は様々ですが、アトピーの場合ですとかゆみがほぼその場で止まります。予約も必要ない治療なので診察時にこちらからおすすめさせていただくことが多いですが、ご希望の方はお気軽にお尋ねください。一方、自然の紫外線はお肌の大敵です。夏は暑くて日焼け止めが落ちてしまいがちですが、天気に関係なく毎日の日焼け止めを頑張り続けることが大切です。日焼け止め選び方は、基本的にSPF50+、PA4+で肌に優しいものがおすすめですが、ニキビ肌の方はノンコメドジェニックタイプのものを選ぶことも大切です。最近はやりの飲む日焼け止めも効果が良く安全性も高いので有効です。お肌に合った日焼け止めが見つからない場合はまずサンプルを一部分で試してから全体に使ってみることです。お困りの際はスキンタイプに合わせた日焼け止めをお話しさせていただきますのでお気軽にご相談ください。
当院のお盆休みは、8月14日(月)・8月15日(火)となっております。8月16日(水)からは通常通りの診療となります。大変ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い申し上げます。
7月に入って急に暑くなってきました。湿度も高く夜も寝苦しいですが、水分をしっかりとって熱中症に気を付けていきましょうね。
暑くなってくると、あせも、とびひ、虫刺され、水いぼなどの皮膚疾患が増えてきます。あせもは汗っかきの人に多いと思われがちですが、実際は乾燥肌の人が夏になるとなることが多いです。あせも用の塗り薬を塗れば一晩で治りますが、掻きこわしてしまうと逆に一晩でとびひになります。とびひになってしまうと抗生剤の外用や内服を使わないと改善しませんし、家族や学校で感染してしまいます。虫刺されも含めて正しく塗り薬を塗って、とびひになってしまわないように注意しましょう。水いぼはプールやお風呂で感染することが多く、今は麻酔テープを貼って取り除きます。でも水いぼを取るのは子供にとっては怖いものです。普段のスキンケアでかなり予防できますのでしっかりスキンケアをすると共に、水いぼができてしまったら増える前に取ってしまい、できるだけ痛い思いをさせないようにしてあげたいですね。
もうすぐ夏休みです。暑くて疲れてしまいますが、せっかくのコロナ明けの夏です(また少し流行ってきていますが)。皮膚科医としては特に日焼けに気を付けて頂きたいのですが、熱中症やコロナにも負けないよう、夏を楽しみましょうね。
6月に入り、雨の日が多くなってきました。体調管理が難しい時期ですが熱中症には気を付けて過ごしましょう。先日、「第122回日本皮膚科学会総会(横浜)」に参加してきました。学会参加のためにお休みを頂き、ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。おかげ様で最新の治療法や技術、難しい疾患に対する知識など多くの情報と知識を得ることができました。今年は皮膚科分野の新薬が相次いで処方できるようになります。まずは6月から手掌多汗症の外用剤が使用できるようになりました。手掌多汗症は今まで保険で処方できる外用剤がなかったので大きな進歩で、当院からも小児の腋窩多汗症についての新しい論文を発表させて頂きました。多汗症は困っている患者様が多いにもかかわらず、大人も子供も病気として認識されにくく、保険で治療できる薬があることもあまり知られていません。お困りの際は遠慮なくご相談ください。最近、アトピー性皮膚炎、乾癬、円形脱毛症、白斑の紫外線療法、美容レーザーの進歩も著しく、学会で意見交換ができ、学ぶことが多くありました。学会で得たこれらの新しい情報を当院の患者様にお役立て頂けるようにこれからも努力してまいります。今後とも、ごとう皮フ科クリニックをよろしくお願い申し上げます。
第122回日本皮膚科学会総会(横浜)に参加のため、6月2日(金)午後、3日(土)を休診とさせて頂きます。2日(金)午前は通常通り診療、5日(月)から通常通りの診療になります。最近の医療の進歩は目覚ましく、皮膚科学の領域においても今後もますますの進歩が期待されます。学会で入手できる最新の治療や技術も安全で有効なものは積極的に取り入れ、少しでも良い医療を提供できるよう努めてまいります。患者様にはご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い申し上げます。
もうすぐゴールデンウィークですね。おでかけのご予定は立てられましたか。当院のゴールデンウィーク中の診療はカレンダー通りとなります。お休みは4月29日(土・祝)、4月30日(日)、 5月3日(水・祝)~5月5日(金・祝)となります。5月1日(月)、5月2日(火)、5月6日(金)は通常通り診療させて頂きます。皆様にはご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い申し上げます。
今年の黄砂については特に注意が必要です。黄砂は中国やモンゴルの乾燥地帯で発生した砂塵が、風に乗って日本に運ばれる現象です。黄砂には、有害物質が含まれており、目や鼻の症状の他、肌トラブルを引き起こすことがあります。今年は黄砂の影響が強い年になると予想されており、皮膚トラブルが多くなっています。乾燥肌やアトピー性皮膚炎、花粉症や金属アレルギーのある患者様は黄砂が顔の皮膚に付着すると、顔や首、頭などにかゆみや湿疹、肌荒れなどを起こします。対策としては外出時はマスクを着用し、化粧もしくは保湿剤、日焼け止めなどをしっかり塗って顔にバリアを作ることと、帰宅後は石鹸や洗顔料を使ってこすらないようにしながら洗い流すようにしましょう。顔や頭をごしごし洗うのは厳禁です。それでもかゆみや肌荒れが止まらない場合は黄砂の皮膚炎に適したお薬を処方しますのでお早めに当院へご相談ください。
もうすぐ桜も咲きそうですっかり春めいてきました。今年のスギ花粉は本当に大変です。最近はまだスギ花粉が多いのにヒノキも始まってきており例年以上に悪化する人が多いです。今年初めて発症した人も驚くほどみえました。これからはスギに続いて、さらにヒノキ・黄砂によるアレルギーが多くなってきます。特に黄砂は、皮膚症状を伴う方が多く、年にもよりますが5月中旬まで症状が続きますので、ゴールデンウィーク明けまでは頑張ってマスクの着用をお願いします。また、4月からは紫外線が強くなってきます。シミ、肝斑(かんぱん)、皮膚がんなど日焼けはお肌の大敵です。日焼け止めは年中大切ですがこれからの季節はさらに大切になってくるので、毎日欠かさず日焼け止めを頑張っていただければと思います。また「飲む日焼け止め」も有効です。飲む日焼け止めにもいろいろ種類があります。「飲む日焼け止め」を比較検討した結果、当院が導入したものは、現在最も効果的で安全な「飲む日焼け止め」です。汗で日焼け止めが落ちてしまうとき、旅行やスポーツなどで日光に強く当たってしまうときなど、飲む日焼け止めは簡単で副作用も少なく大変便利です。小学1年生から飲むことができますのでお気軽にご相談ください。
今週からスギ花粉の飛散が本格化しそうです。今年のスギ花粉は例年よりかなり多いと予想されており、目のかゆみ・鼻水などの花粉症状や花粉によるアトピー性皮膚炎・花粉皮膚炎などの皮膚症状が悪化しやすくなります。春先にアトピー性皮膚炎や花粉皮膚炎が悪化するのは、目や鼻からだけではなく顔や首の皮膚から花粉が侵入することが大きな要因になっています。また春はスギ花粉だけでなく、ヒノキ花粉や黄砂も出現します。花粉皮膚炎は顔に保湿剤や日焼け止めをしっかり塗ったり化粧をして顔にバリアを作ることが予防になりますのでぜひ厚めにバリアを作ってください。それでも皮膚症状が悪化した場合は塗り薬やアレルギーの飲み薬で対処します。最近はステロイドではない外用剤でアトピー性皮膚炎に有効な外用剤も使用できますので花粉症状でお困りの際は遠慮なくご相談ください。食物アレルギーをお持ちのお子さんは学校への食物アレルギー調査票を提出する期限が近づいてきています。学校生活管理指導票や食物アレルギーの書類の記載をご希望の場合は遠慮なく受付へお申し出ください。