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COLUMN

コラム

たかが虫刺され…じゃすまない!?夏の皮膚トラブル

こんにちは。ごとう皮フ科クリニック医師の本多です。
家では「ねずこ」という名前のカラージャービル(ネズミ)を飼っています🐀💛
毎日いやされています♪

さて、今回は夏に多い「虫刺され」のお話です🦟
子どものころは、よく蚊に刺されてキンカンやムヒを塗っていました。
でも、大人になると、あまり刺されなくなったという方も多いのではないでしょうか?

実は、蚊に刺されやすい人には特徴があります☝️

1.汗をかきやすい人

2.妊婦さんや赤ちゃん

3.お酒を飲んで体温が上がっている人

4.黒っぽい服を着ている人

5.O型の人(統計的に有意なデータがあるようです)

虫刺されは、医学的には「虫刺症(ちゅうししょう)」と呼ばれます。
夏場に多く見られるのは蚊やブイ(ブヨ)によるものですが、ハチやムカデなどが原因となるケースもあります。
虫刺症の主な症状は、虫の唾液成分や毒素に対する体のアレルギー反応によって引き起こされます。
かゆみが生じると、つい掻いてしまいがちですが、掻くことで「ヒスタミン」というかゆみの原因物質が分泌され、さらに症状が悪化するという悪循環に陥ります😔

掻きこわしてできた傷からばい菌が入ってしまうと、「とびひ」などの二次感染を起こすことも。
かゆみが強いときは、我慢せずにかゆみ止めやステロイドの外用薬を使うのがおすすめです。


🐝ハチに刺されたあと、息苦しさやじんましんが出たら、すぐ受診を!(アレルギーの強い反応=アナフィラキシー)

🐛毛虫は、刺さなくても毛がふれるだけで皮ふ炎になります。触ったら毛をとり、冷やしましょう。

⚠️マダニはウイルスを持っていることがあります。草むらなどに入ったあと、見つけたら無理に取らず受診してください。

虫に刺されないために・・・

1.汗をこまめにふく

2.甘い香りや香水をさける

3.虫よけスプレーを使う

4.肌の露出をおさえる服装にする

ちょっとした工夫で、虫刺されを防げます♪

さて、最後に、虫刺症と間違えやすい皮膚疾患に「帯状疱疹」があります。
実は私自身、最近帯状疱疹にかかってしまいました。
足に赤い湿疹とピリピリした痛みがあり、「虫刺されかな?」と思って薬を塗って寝たのですが…
次の日、皮膚を見て「帯状疱疹」だとわかりました。最初は皮膚科医でも区別がつかないものです。
すぐに抗ウイルス薬を飲んで、よくなりましたが、「ワクチンを打っておけばよかった…」と後悔しました。

帯状疱疹ワクチン、ご存じですか?
2025年から、65歳以上の方は帯状疱疹ワクチンの定期接種の対象になります。
また、50歳以上の方にも補助が出る地域があります。
気になる方は、お住まいの自治体に問い合わせてみてくださいね!

おわりに
たかが虫刺され…と思いがちですが、油断は禁物です。
正しい知識と対策で、夏を快適に過ごしましょう🌞🌴
この記事の担当者
皮膚科医チーム
ごとう皮フ科クリニック
皮膚科医チーム

あま市のごとう皮フ科クリニックの皮膚科医チームが執筆しています。