子供の肌は非常にデリケートで、簡単に皮膚にトラブルを起こしてしまいます。急激に悪化してしまうことが多く、早めに治療を行うことが大切になります。
子供に皮膚のトラブルは様々ですが、特によくみられるトラブルを例に挙げると・・・
・おむつかぶれ、
・あせも、
・脂漏性湿疹、
・カンジダ、
・乳児湿疹、
・小児乾燥性湿疹、
・アトピー性皮膚炎、
・食物アレルギー、
・とびひ、
・水いぼ、
・いぼ、
・小児特有の疾患・・・。
まず正確に診断することが大切と考えています。そのためにアレルギー検査や細菌の種類を調べる検査が必要になることもあります。治療は子供の皮膚は大人よりも薄く、塗り薬の吸収がよいため年齢に応じた塗り薬を選択する必要があります。
また、皮膚は部位によっても薬の吸収率が違います。部位に応じて塗り薬を調節する必要もあります。
もう一つ子供の治療において大切なことは極力痛みを与えないことだと思います。子供、特に小学校低学年までの「治療のために痛みを我慢する」などということは理解できないのが当然です。極力痛みを軽減する方法を取り入れて治療を行っていきます。
子供の肌の特徴は、「角層」という皮膚のバリア機能のために大切な層が大人の1/2~1/3しかなく、また皮膚にとって大切な皮脂の分泌量が成長に伴って変化するということです。そのため、成長に応じた適切なスキンケアが大切になります。
また、個人差も大きいためよく観察して適切な石鹸や保湿剤を使ったスキンケアを行うことが大切です
(1)新生児期:生後1か月まで | お母さんのホルモンの影響で皮脂の分泌量が増えます。 |
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(2)乳児期:1才までの赤ちゃん | だんだん皮脂の分泌量が減ってきます。 |
(3)幼児期:1才から小学校入学まで | 一生に中で皮脂の分泌量が最少です。 |
(4)学童期:小学生 | 思春期の変化がでてくると皮脂の分泌は増えてきます。 |
院内には、お子様連れの患者様が気兼ねなく、そして安心してご来院いただけるようチャイルドルームを設けています。
また、来院されるお子様にとって「病院が恐いところ」というイメージではなく、明るくて楽しい場所となって、スムーズな診療、受診につながればと思っています。
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